2015年04月19日

旅立ち

すでにご存知の方も多いかと思いますが、悲しいご報告をしなくてはなりません。

3月23日(月)、桜の開花宣言とともに私の最愛のノアがお空に旅立ちました。
7歳7ヶ月と17日。

とても珍しい病気でしたし、諸々から病気のことは詳しく書きませんが、8ヶ月の闘病、
大学病院から当初宣告されていた余命は、中央値ではなく、最大で6ヶ月でしたので、
それより少し長く生きることが出来ました。

お別れは悲しいことではありますが、出会えたこと、一緒に過ごした楽しい記憶まで消えることはありません。

150420_collage_photocat.jpg

何より、ノアは私を悲しませるためにウチにやってきたワケではない。
これだけは確かなこと。
一緒にいたキラキラした宝物のような思い出が曇ることのないよう、
前を向いていきたいと思います。

「さみしいんじゃない?」と言われることもよくありますが、
それは意外とそこまででもなく、さみしさは私自身だけのものなので
そんなものは自分一人でどうにでもなる気がします。
それより何より、思うのはノアのことばかりで、
失ってからのしばらくは、あの時あれをしていれば、
もしくは、あれをしていなければ、の後悔と自問自答の日々でした。
でもきっと、別の選択があれば別の後悔があったのだろうと
今は自分を言い聞かせています。
愛していればこそ、よほど精進していなければこれでいいなんて思えることはないのだから。

病気がわかってから、治療でやってきたことに対しては、
ほとんど後悔がなく、それは救いになってると思っています。

最後の時は、立ち会うことは出来ませんでした。
仕事中に、私のベッドで眠るように逝ってしまったノア。
ずっとWebカメラで見ていたのになぜ気づかなかったのかと
これはだいぶ自分を責めたし、今も時々思うけど、
でもノアは私が狼狽える姿なんて見たくなかったのだろう、
最後のお別れなんてしたくなかったのだと思うようにしています。

8Cg91D189E6919C20085_1[1].jpg
2007年10月13日、我が家にお迎えするバスの中で撮った写真。
外の世界に興味津々だった。
まさにノアが我が家に誕生したこの日、
バースデーケーキの箱を抱える子どものようなワクワクした気持ちで
ノアを抱えて帰った日のことを昨日のことのように思い出します。

collage_photocat_141006.jpg
出会いの記念日、去年の同じ日にも出会えたことをお祝いして撮った写真。
お鼻の周りの、少しの愛嬌ばかりのそばかすは赤ちゃんの頃から変わらないノアの個性。

7年半は本当にあっという間でした。
毎日毎日、ノアが本当に可愛いと思ってました。
「ノア、かわいいね」と言わなかった日はなかったのじゃないかと思うほど。

CIMG0236.JPG
おてんばで元気いっぱい。
(ブログもしていなかった頃で外向きに撮った写真じゃなく散らかっててすみません)

CIMG5964.JPG
ちんちくりんだったノアさんも、

13093023-DSC03019.jpg
いつのまにか、ため息が出るほど麗しく美しく成長しました。
どこに連れて行っても「かわいい」「お利口」と声をかけられなかったことはなかったのでは思うほど、
私以外のたくさんの人にも愛され、私の自慢でした。

130071527-DSC00704.jpg
ホテルのラウンジまでよく似合う犬らしからぬノアさん。

1309246-DSC02666.jpg
浴衣だって着こなした。

150420_NE024243.JPG
走ることや、

150420_DSC09001.JPG
海などの自然も大好きで、そんな犬らしい快活さも私の誇りでした。

2年ちょっと前には、5年過ごした旧居のお引越し。
DSC09762-141b0[1].jpg
マンションのエントランスで記念撮影。
ホント、いつも何もかもわかっているような表情に笑ってしまって、
ベストパートナーだった。

1402091-DSC04417.jpg
引っ越してきてノアが遊べるスペースも広くなって毎日順調だと思っていたのに。

キャバリアがかかりやすい疾患は理解したつもりで、
それらの対策はずっとしてきたし、どこも悪いところはなかったのに、
突然にそれはやってきて、ましてや余命宣告だなんて
「なぜ!?」って思いで崩れ落ちました。

それでもノアは生きた、強くまっすぐ、最後までくすぶることなくその命を輝かせながら
まっすぐと。
この8ヶ月、つらいことばかりではなく、ブログにも書きましたが、
調子がよい時は旅行にも行けるほど回復している時もあり、
楽しい思い出を作ることもできました。

失うことは悲しい、それは本当に否定のしようがないことです。

13082126-DSC01560[1].jpg
でもね、ノアはその生涯を通して「生きる」ということを私に問いかけ続けたように思います。

いろんな意味で、犬は真面目に一緒に暮らすと足りてないものを全部教えていってくれるパートナーである気がします。
あたたかさ、優しさ、温もり、友愛、癒し、命の輝き、尊さ、
種を超えて家族になれる喜び、言葉がなくとも通じ合える心、
言葉が交わせなくてわかってあげられないもどかしさ、

自分の力のすべてを尽くしても救えない命があるということ、
出会いがあれば別れがあるということ、ぽっかり空いた心の隙間、
そんな時に感じる周囲の優しさのありがたさ、
その生涯をかけて最後まで貫いた純真な心と信頼、
そして何より、すべてのことを乗り越えてこの出会いに感謝するということ。

可愛い犬の姿ならその辺でもいくらでも出会うことが出来る。
でも命の最後の姿を見届けられるのは「家族」だから。
辛いことだけど、看取ることはまた家族の証の1つだとそんな風に思うのです。

1402155-DSC04994.jpg
可愛い、大好きです。

私もまさにペットロスというかペットをロスしたのだから
それは誰でもなって然るべきと思うのですが、
その真っ最中なのだと思います。
7年半、大体ノアのことを考えて生きてきたので
なかなかその思考回路が変わることはありません。

P3202996202010-03-202011-20-285B15D[1].jpg
きっとずっと私たちはこんな感じだった。

失って、立ち直るまでがノアとの暮らしのすべてと思います。
もちろんそれからだってノアは私の中で生き続けることと思います。
大好きだったノアとの暮らし、私が生きていくのに必要なことは
ノアがすべて残していってくれたように思います。
だから、この結末は悲しみや後悔であってはならない。

7年半、2人3脚(1人1匹5脚?)でやってきた私たちですが、
ノアのバトンは私がしっかりと受け取りました。

150420_DSC_0021.JPG
一緒にいる時は大体陽気に過ごしてきました。

失ってもなお、私はノアに誇れるちゃんとした飼い主でいたいと思います。

49日までは側にいるそうなので、ノアにあまり心配かけないように、
そしてムリしないスピードで立ち直っていこうと思ってます。

150420_DSC00288.JPG
きれい好きだったノアさん、一風呂でも浴びてゆっくりして下さいな。

1309096-DSC02324.jpg
食べるの大好き。
本当に食いしん坊だった。
最後の朝までご飯は食べれていた。
本当に頼もしい食欲でした。

DSC08233.jpg

最後になりましたが、ホームドクターで最後の最後まで私のワガママを聞き入れて下さった目黒洗足動物病院のI先生と皆さま、
高度医療を尽くして、優しく冷静なお人柄で私たちのQOLを最優先してノアの余命を支えて下さった日本獣医生命科学大学のH先生、
西洋医学とはまったく別の観点からアプローチして下さり、情熱的に、最後までノアの治癒力を引き出そうとして下さったオーシャン動物病院のH先生、
本当に本当にありがとうございました。
このチームじゃなければこの闘病は乗り切れなかったと思うほどです。

ノアを救えることなら、とそれぞれの病院がそれぞれの治療や考え方を尊重してくれた。
それは、もしかしたらオーナーである私への尊重だったのかもしれませんが、
何にせよ懸命に向き合って下さって、
獣医は動物を助けることももちろんだけど「人助け」であることも感じました。

そして、支えて下さった家族友人周囲の皆さまにも心からの感謝。

お花を送って下さった、エルメママさん&エルメパパさん、
みかりん&大型犬さん、ゆんさん、kimmyさん、seicoroさん、ありがとうございました。

DSC05169[1].jpg
そして何より、ノア、本当に本当にありがとう。
よく頑張ったね。本当に頑張った。
今までもこれからもずっと大好きだよ、
愛してる。
出会えてありがとう。
家族になれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
精一杯の感謝を込めて。

またきっと会えるから、さよならしなかったんだよね。
またきっと会おうね。
その時まで。
ニックネーム サボ at 21:59| Comment(14) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする